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キマエラ。オス。血盟INESS唯一のシリエンエルダー。
比較的口数が少なく、現在セイクレッドに唯一対抗出来る大酒飲み。
盟主であるヨハネとは実は一番付き合いが長かったりする。

コンコン
「どーーぞーーー☆」
ある日の夕方、盟主からの呼び出しによりアデンの一角にある宿の
彼女の部屋のドアを叩く。
中から忙しそうに、でもはしゃいだ様子で盟主の返事が聞こえ
静かにドアを開けた。
「あ、キマさん久しぶりですねー」
ヨハネとテーブルを運んでいた眠る猫が先に声をかける。
「・・・ども。」
「キマ、いいとこにキタ。そこの棚、隣のおにーちゃんの部屋もってって!」
宿屋の部屋の中を大移動している盟主から言われた棚に目を移す。
「これ一人で・・・?中身ぐらい抜いておこうよ。」
「うっさい!男の子でしょ?はい動く動く。」
そう言われ仕方ないと言うように棚を抱え隣の眠る猫の部屋へと運ぶ。
部屋に戻りさらに指示を受け、ベッドを移動するのを手伝ったりしていると
開きっぱなしのドアから二人のエルフの少女が顔を出した。
『ヨハネさーーーん』
「ラズ、エア、いらっしゃい!」
それぞれ手に何か持ったまま部屋に入ってくる双子のエアリスとラズリ。
「部屋の準備おっけ?」
「あとは軽くはき掃除すればおっけ。キマ〜そこに箒と塵取あるからー」
「何で俺・・・・。」
そうぼやきながらも盟主に言われるまま掃除を開始する。

「ラズ、これテーブルでいい?私部屋行って残り取ってくるから。」
猫と何かの台を組み立てるラズに声をかけるエアリス。
それにうなずき「これ終わったら私も行くー」と返事を返す。
部屋の準備がほぼ終わり、ヨハネとラズリがキャーキャーいい始める。
「アップルパイ焼いてきたんだー☆」
「見ていいー?いいー?☆」
「もちろん♪他にも色々作ってみたの〜今姉さん(エアリス)がとりに行ってるから☆」
そんなやり取りを床にあぐらで座りボーっと見ていたキマエラだが
隣に座る猫に声をかける。
「でさ、今日何の集まりなの?」
「え、キマさん知らずに来たんですか・・・?」
「一昨日急にヨハネがギラン来て『来ないと殺す』とか言われたからさぁ」
「ころ・・・・いつも思うけどヨハネさんってキマさんには遠慮ないですよね・・・。」
「前からだけどね・・・。で?今日は・・・」
そこまでキマエラが言いかけたところでドアの外から
女の声がした。
「誰かドアあけてー!両手ふさがってるのよーー!!」
その声に真っ先にラズリがドアノブに手をかける。
あけるとそこには両腕に1箱づつ木箱を持つセイクレッドと
その後ろでやたらでかいリュックをしょって頭の上で大きな
これまた木箱を持つオルディウス。
「おねーちゃん、とりあえずオルちゃん持てるだけ持ってきたけど
このくらいでよかった(・_・?)」
ヨハネの養女であるオルディウスが荷物を降ろしながら言うと
中身を見ながら笑いかける。
「じゅーぶん☆ラズたちもイロイロ持ってきてくれてるし
大丈夫でしょ♪」
「あれ、今日はあんたローストチキン焼かないの?」
木箱のフタをあけながらセイクレッドがヨハネに声をかける。
「今下のオーブン借りてる☆焼き加減はついでに見てくれるってーw」
「あれさぁ、言われた通りに作ったけどあの味にならないんだけど。
ハーディンにマズイとか言われたの初めてだったわ。」
「あれさーヨハネさんだから美味しいの作れるんだと思うよー」
「目分量だもんねー。」
女連中が群れて話し始め、まだ座ったままのキマエラはさらに首を
かしげる。その様子にテクテクとオルが近づく。
「キマおじちゃんどしたの(・_・?)」
「今日血盟全員召集?」
「そだよ(・_・?)みんなでやった方が面白いでしょ?」
「・・・何を・・?」
その言葉にオルは少し考え、キマが何も知らずにここにいる事を理解して
人差し指を立てた。
「問題でーす!昨日は何の日でしょー(・_・?)」
「今日じゃなくて昨日かい。」
言われてまずそこをツッこむ。
「当日だとTIAおねーちゃんが動けないし、これない人いるかもだから
一日ずらしたんだよーヽ(´▽`)ノ」
さらに分からず考え込む。
「オルちゃんあっち手伝ってくるから分かったら言ってねー.....(((((ノ><)ノ」
パタパタと行ってしまうオルを見上げる様子もなく無表情で
考え込む。
そうしている間にもTIAと彼女を迎えに行っていたKナイン、
狩りで遅れたイケガミ、にんじん畑に寄って来た眠る兎、
他数名が到着し部屋の中の人口密度が上がり、
冬ではあるが暑くなってきた+酸素薄いので窓を開ける。
ヨハネは下のレストランから包丁やら何やら借りてきて
ローストチキンを持って戻り
ラズリとエアリスはイケガミと猫の手を借り紙コップやら紙皿を並べ
大量の料理を広げ
セイクレッドが「飲み物何がいいー?」とビンを開け
TIAが兎用のにんじんを切り、Kナインがオルを膝に乗せ

準備完了。
まだキマエラは分からない。
「はい、おじちゃんのこっぷー」
そう言われてオルに渡される紙コップに入ったシャンパン。

「・・・・あ。」

「えーではではーみんな飲み物持ってー?」
ヨハネが自分のジンジャーエールの入ったカップを上に挙げ
声を上げた。
「一日遅いですがめりーーくりすますぅ〜〜〜!」
『めりーくりすまーーす』
『かんぱーーい!』


「盟主。」
「なに?キマ?」
「クリスマスパーティだったらそう言ってよ。」
「あれ?ボク言わなかったっけ?」
「・・・聞いてないよ。」
「まーまーそんなのいいじゃなーい。さぁキマエラ君?今日は前回の
4倍酒持ってきたから朝まで飲むわよ〜?」
「セイクレッドさん・・・いいっすけど・・・。」

翌朝、潰れた連中+寝ちゃった連中が目を覚ますと
セイクレッドとキマエラのみまだ飲み続けていたとか
他の連中がイケガミの入れたコーヒーを飲む中
二人だけ酒をついでいたとか
そういう話はまた別の機会に。








☆あとがき☆
えー・・・突発デス。私の小説の中でかなりレアキャラ的に出番のない
キマエラがどういう奴かってのを紹介するのに書きました。
ところが完全に話しそれましたネ。
季節もムシしちゃいましたネ。
人数多すぎて誰が誰だか書いてる本人+INESS関係者にしか
分からなくなってますネ。
次回はセイクレッドVSキマエラの酒飲み対決とか書こうかな。
ちなみにクリスマスにTIAが動けないってのは彼女クリスチャンで
教会行っちゃってるからです。



060930