家電バーゲン
放射能測定器
避難リュック
本のバーゲン

【Day of MoonPiece/セイクレッドのある若い頃】

それはある日の事だった。
偶然モンスターレース場でプロフィットのセイクレッド、トレジャーハンターの眠る猫、
そして後期メンバーのブレードダンサー朝っちの3人が
たまたま会い、そのまま3人で狩りでも行こうとDVCにやってきた。
そのMP回復中の事だった。
「朝っち、煙草吸ってたわよね?一本もらっていい?」
「あ、メンソールだけどいいですか?」
「ええ、ありがとう。ハーディンとこ禁煙だからこんな時しか吸えないのよねぇ」
と、非喫煙者である眠る猫から距離を取ろうとセイクレッドが少し離れ
猫と朝っちで他愛のない会話で出た話題だった。
「そういえばセイクレッドさんってバツイチでしたっけ?」
そう、後期メンバーの朝っちが立ち上げ当初からいる猫に尋ねる。
「らしいですね・・・。詳しい事は聞いた事ないですね。」
ここで二人に好奇心が生まれる。

このおばちゃ(ry の元旦那って・・・・?

「・・聞いてみます?」
「・・・聞いてみましょうか。」
「ただいま、何の話?」
吸い終り戻ってきたセイクレッドが自分も会話に入ろうと聞くと二人でどっちが言うかもぞもぞ相談してから
『セイクレッドさんってバツイチなんですよね?』
と聞く。言われた本人はケロっと
「そうだけど?どうかした?」
と再びMP回復に座りながら答える。そして、再び相談の始まる二人を見てなんとなく分かり
笑った。
「何、興味あるの?別に面白い話じゃないわよ?」
そう言ってから「聞きたいのなら話すけど」と付け加えると二人がうなずき。少し考えてから
「もう10年以上前の話よ。私がまだ二十歳かその位の頃。あの頃は飲み屋でナンパされる事多かったんだけど」
そこまで言うと猫が思わず「えぇ?!」と声を上げた。その反応に少し眉をしかめてからセイクレッドは続けた。
「・・・想像してみて。三十路越えてこのスタイルとこの顔なのよ。12年前なんて今より若い上シワもない。
肌もプルプルの頃よ?」
二人はわずかな間想像してみる。現在32歳になるセイクレッドだが、半分オークのせいか無駄な脂肪はなく
そのわりに乳はでかい。この年で太もも全開の装備をしながら全く不快感はなくむしろ大人の色気を
出し、肌は酒の飲みすぎで若干荒れているものの顔も言われなければ20台後半。
シワも目立つものはないしキツイ目つきではあるが目も大きく睫毛も長くヒューマンには珍しい澄んだエメラルドの瞳。
その上頭はいいし料理もうまい。家事もよくこなし何気に面倒見もいい。
「超いい女ですね。」
「その頃のセイクレッドさん見てみたい・・・。」
「でしょう?それが一人でカウンターで酒飲んでれば声かけてくる男なんて腐るほどいるわよ。」
そう自信たっぷりにケラケラ笑い、話しを続ける。
「あれは・・・いつも通りディオンの酒場で一人で飲んでた時ね・・・・。

当時、今よりはまだ少しだけ(少しだけね。少しだけ)大人しかったセイクレッドが
一人のん気に飲んでいると声をかけてくる腰に二刀を収めたごついヒューマンの男。
「一人?よかったら俺と飲もうよ?」
いつものナンパかと慣れた様子で
「私と飲むと・・・潰れるわよ?」
と手をヒラヒラと振ると「面白いじゃないか。」と言いながら勝手に隣の席に座る。
「年いくつ?」
「二十歳。」
「職は?」
「クレ。」
この手のタイプは話しが続かなければそのうち離れるだろうと淡々と答える。
それなりのルックスの男だが、セイクレッドはそもそも男にそれほどの興味はない。
・・・が。
「面白いなー。ね、俺と飲み比べしない?よくやってるだろ?」
この頃、既にこの飲み屋では「無敗の飲み比べ女王」とか言われていた事を
知っているのだろう。そう言われて眉をわずかにしかめる。
「・・・生憎、今勝負しないとならないほどアデナ困ってないから。」
そう再び自分のグラスに口をつけると男は楽しげに笑ってから目の前に大金の袋を出す。
「・・・・・何?」
少し興味を持ったセイクレッドが視線を上げると本人は爽やかに笑った。
「10M。これでどうだ?」
「はぁ?!あんたバカじゃないの?そんな大金に賭けるもんないわよ。」
いつも負けたら一晩付き合うとかそういう展開で飲み比べをしていたセイクレッド。
まぁその実一度も負けた事がない、ある意味詐欺な稼ぎ方をしていたが
いいところ30kくらいでしか相手をした事がない。
「いや、いつも通り君は君を賭ければいい。ただし・・・」
「ただし?」
険しい顔のまま首を傾げるセイクレッド。
「負けたら俺と結婚してくれ。」

「え、それでセイクレッドさん負けて結婚したんですか?!」
「後にも先にも飲み比べで負けたのはそれが最後よ・・・。あんな優男に負けるなんて
思ってもみなかったわ・・・・。」
人生最大の汚点を悔しがりながらさらに朝っちにもらった煙草をふかす。
「・・・そ・・それで離婚の原因は・・?」
怒りのオーラを立ち上らせるセイクレッドにおずおずと猫が言うとフーと息をつき
「向こうが他に女作った。んで別れようって言われたのよ。別にこっちはどーでもよかったし。
もらった10M結局結婚してから使ってなくて倉庫にあったから慰謝料もなんもナシで別れてやったわよ。」
と当たり前のように言う。
「・・・・・」
「・・・・・」
「だから言ったでしょう?面白い話じゃないって。」
「いや面白いとかそういう問題じゃ・・・・。」
「・・・・(既に言葉が出ない)」
ポカーンとする二人に年齢を感じさせる微笑を浮かべ、セイクレッドは最後に一言告げた。
「二人は結婚相手はよく知ってから決めなさいね?」






☆あとがき☆
お前が言うと説得力ねーぞセイクレッド。
多分この話は親御さんが離婚してたりご本人が離婚なさってたりしてる方から見たら
「なんじゃその理由は〜〜!」と怒られそうな離婚原因ですが。
・・・ヨハネの具は離婚の家系なので分かってて書いてるのでお許しをOTZ
みんな!結婚はよく考えてからしようね?!(ナニソレ
でもセイクレッドらしいといえばらしいと思うんだよなぁ。。。ちなみに
セイクレッドがバツイチだという設定が出来た時点でこの結婚理由は決めていました。
ついでに

元旦那はモデルいます(笑

まだリネが加入権限を盟主しか持たない時代にINESSに入れられなかった
セイクレッドをある友人の血盟に入れさせてもらっていたのですが、そこの盟主がモデルになってます。
そしてそのグラ、実はヨハネのある小説にヨハネ・スリエルの友人として出てたりしますwww
本人は知らないだろうけど(クス