「TIA イマ レベル 39??」
「ハイ^^」
「・・・・・・クラス チェンジ ドスル???」
「?? ワタシ ダークウィザード デス」
TIA加入一週間後。みんなでまったり食事中の会話だった。
「・・・・おい誰かTIAの前の盟主連れて来い!!!!」
「ヨハネさんどうどう;」
当時からヨハネのポリシーとして手伝える事は手伝う。教えられる事は教えられる。
そういうやり方を貫いていた。
むしろ血盟なんてそんなもんだと思っていたし
盟主として最低限の資料は手元にいつも持っていた。
他の血盟に所属暦のないヨハネはそれが当たり前だと思っていたから。
「だーーから大手って好きになれないのよっ人数集める為にポコポコ入れるだけ
入れて放置とかっマジ絶対ありえない!!!
二次転職知らないってどーゆーことよ?!」
そう言いながらフォークをブスっと肉に突き刺す。
「お・・落ち着いてくださいヨハネさん;;;;」
早口でまくしたてた為話の分からないTIAが不安そうに首を傾げる。
「ドシタ?オコテル??」
「TIA サン    クラスチェンジ  2 アリマス ワカル?」
大激怒して話にならないヨハネと、それをなだめる猫は放置で
くおんとラズとエアリスで話を進める。その後ろでは
「言葉の壁ぶち壊す脳みそもなく盟主がやってられっかーーーーー」
などとわめいている。
「2??」
「ハイ 40 マタ  クラスチェンジ。」
「シラナイ。・・・・・ドシテ オコテル?」
TIAが横でフーフー言ってるヨハネを指を指し尋ねる。
「大丈夫、TIAさんに怒ってるんじゃないから。すぐ戻るよ☆」
「そうそう、気にしない気にしない♪」
片言の移ったくおんといつもの事だと笑って答えるラズリとえありす。
今日のメンバーはこの6人である(というかいつもこのメンツ)
「TIA!アノ  クラスチェンジ、レベル40 アリマス。コレ!」
ヨハネは本を出しながら説明を開始する。
「ココ、イマ TIA ダークウィザードネ。 コレ1 チェンジ。
レベル40 ココ、2チェンジ。」
食器をよけて本を広げて指を指す。
それをカップを持ったまま覗き込みTIAはジーーッと見る。
「コレ カリル OK?」
そうしばらくして顔を上げてヨハネの顔を見る。
「OKOK。」
「ベンキョ シマス!。」
うれしそうに本を持って立ち上がる。
「デハ ミナ オヤスミナサイ。」
そう頭をペコリと下げると自分の食事代をテーブルに置き、荷物を持って部屋へと戻ってゆく。
「TIAはやる気があっていいねっ。」
そう満足げに言うヨハネの後ろでラズとくおんが呟く。
「ねぇ・・・あの本って・・・・TIAさん読めるのかなぁ:::」
「読めないに一票・・・・。」